どんな時も、経営者は冷静に!

皆様、こんにちは。

中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。

 

昨日、7府県に緊急事態宣言がなされましたね。

 

今日の朝、通勤のため電車に乗っていますが、昨日とはあまり変わらないかな・・・。

 

私の場合は、自宅で仕事をしようと思っても、2歳の息子がいて仕事にならないため、通勤するという選択をしております。

 

通勤を含めて外出をされる方は、これまでと同様に、こまめに手を洗ったり、除菌をするなどして、気を付けて行きましょうね。

 

さてさて、この新型コロナウイルスの影響により、当社も少し売上がダウンしております。

 

予定されていたセミナーのお仕事が中止になったりしていて、2月→3月→4月と緩やかに売上高が下方曲線です。

 

2月から3月の時点で売上が下がっておりますため、現金預金を確保するために金融機関に行こうと思ったのですが、2月の売上が良かったために、今回の新型コロナウイルスに関連して出された融資制度の条件に引っかからず、4月中に借入の申込はできなさそうです・・・。

 

幸いにして、売上が0(ゼロ)だったとしても、3か月分の固定費を払える現預金はありますし、売掛金も固定費の1ヶ月分近くありますので、すぐすぐに現金預金が枯渇するということは無いですが、でも、先行きがどうなるか分からないから、少し不安です。

 

いま、SNSとかを見ていても、「事業主の方は、現金預金を確保することが先決。金融機関に行って融資の申し込みをしてください」という投稿がたくさんあげられています。

 

私も、その通りだと思います。

 

現金預金が無ければ会社経営はできませんから、現金預金を確保することは大事なこと。

 

でも、むやみやたらに借りれば良いってものではありません。

 

日本政策金融公庫では、小規模事業者だと、満額で6,000万円の融資申し込みができますから、安心するために満額申し込みをされる方がいます。

 

借りたお金ですよ。

 

ちゃんと返さなきゃいけないんですよ。

 

6,000万円も借入をして、返せる見込み、ありますか??

 

以前もこのブログで書きました通り、平時は「売上が0(ゼロ)だったとしても、3か月分くらいの固定費が払える現金預金」を持っておけば大丈夫ですが、いまのような緊急時は「売上が0(ゼロ)だったとしても、最低でも6か月分くらいの固定費が払える現金預金」を持っておくことをおススメします。

 

ざっくりでも良いから、新型コロナウイルスの影響が終息した後に、どれだけ売上が回復するかを考えて、そこからどれだけ現金預金が捻出できるか(=どれだけ返済できるか)を算出して、いま借入する金額を決めると良いです。

 

後で返済できないようなお金を借りてしまったら、後々に首を絞めるだけですから、それは私はオススメしません。

 

緊急事態ですから、色々と頭が混乱してしまうこともあると思いますが、こんな時でも、経営者は冷静に将来を見据えて、いま取るべき最善策を実行してもらいたいと思います。

 

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