外部環境が厳しい時期の、「いくら手元にお金があれば良いの?」
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
気が付けば、2020年も1/4が経過したんですね。
いやぁ、早すぎます!
それだけ1日に1日が充実しているということでしょうかね。
今日も1日、頑張って行きたいと思います!
さてさて、新型コロナウイルスの影響で、資金繰りに逼迫している企業も多くなっているというニュースを聞きます。
金融機関に融資の申し込みをしている方、これからしようとしておられる方、いらっしゃると思います。
よく私がご質問を頂くのは、「手元にいくらのお金があれば良いの?」という内容。
もちろん、手元に現預金がたくさんあれば安心して経営はできますよね。
でも、借入によって増えた現預金は、いずれは返さなければいけないものです。
ですから、たくさんのお金を借り過ぎることは、あとで自身の首を絞めることになってしまいますから、あまり得策ではありません。
もちろん、新型コロナウイルスが終息した後は、爆発的に売上が伸びる!、これまで以上の売上が期待できる!ということなら、話は別です。
でも、そんな企業はありませんよね。
これまで通りの売上に戻るという企業が大半ではないでしょうか。
そんな中で、じゃあいくら金融機関から借入をすればよいのか・・・ですが、いまのこの状況を考えますと、私は「固定費の6か月分」に相当する金額を手元に持っておく必要があると思っています。
とすると、もし現在手元に、固定費2か月分の現預金を持っているということであれば、4ヶ月分の固定費金額を金融機関から借入されると良いでしょう。
いつもは「売上の3か月分」と申し上げているのですが、売上が今後どうなるか分からない状態ですから、支払わなければならない固定費の6か月分(半年分)くらいは、手元に現預金として持っておいた方が良いですね。
6か月分の現預金が手元にあれば、売上が下がっている状況をどうやって打開するかの戦術を考え、それをアクションプランに落として、実行して、効果測定までする十分な期間となります。
これ以上借りてしまいますと、恐らく後で返済することが苦しくなってしまうと思います。
ぜひぜひ、これから借入をしようとお考えの方は、参考にしてみてください。