試される経営手腕
皆様、こんにちは! 田中亮です。
本日も、ブログ「俺のバランスシート」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
さてさて、毎月購読しております「日経トップリーダー」に書かれていた記事について。
「特需で試される経営手腕」という記事です。
東北地方の建設業の倒産件数が、前年度に比べて18%増加したようです。
東日本大震災から8年が経過して、がれきの撤去などの土木作業が一巡して、建設工事へと需要が切り替わって、土木工事の量自体が減っているのだとか。
これまで業績拡大を狙って積極的に投資を行ってきた企業が、受注の減少によって、機材購入で膨らんだ借入金の返済やリース費用の捻出ができなくて、資金繰りが厳しくなる。
支店展開をした企業も、支店閉鎖をして、撤退企業も増えている。
特需は魅力的かもしれないけれど、それに期待しすぎるがあまり身の丈に合わない設備投資や仕入は、特需が終わったときにどうしても行き詰ってしまいますね。
これからオリンピックも開催されますので、オリンピック特需に沸いている企業は、ちゃんと身の丈に合った経営をしながら、かつ特需をどうやってうまく利用し、引き際をどうするのか? そういったことをきちんとシミュレーションしておかなければなりませんね。
「特需で試される経営手腕」
まさにその通りだと思いました。