「●●さんを辞めさせようと思う」
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
本日もブログ「俺のバランスシート」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
さてさて、最近いろんな社長様とお話しをしている中で、たまにこんなワードが出てきます。
「●●さんを辞めさせようと思う」
けっこう簡単に言っておられる方もいます。
理由を聞くと、中身は様々。
「不正を働いたから」という理由もあれば、「会社の存続危機だから」とか、「会社の方針に合わないから」とか、「言っても聞かないから」とか。。。
これまで、自分がそういう方に出会ってこなかっただけなのか、最近になってそう言われる社長に出くわすことが増えている気が。。。
自分自身が退職勧告を受けた経験があって、そういうことに敏感だからなのかはわからないけれど。
簡単に「●●さんを辞めさせようと思っている」と言っている社長は、その方を採用した責任をどう捉えているんでしょうかね。
法律を犯すようなことをしてしまった社員に対して、そのような措置を講じるのはわかる。
また、コロナの影響によって売上が下がってしまい、雇用を守ることができないというケースも、致し方ないと私は思う。(もちろん尽くせる手をすべて尽くした上での話)
でも、会社の方針に合わないからとか、もっと言えば社長の価値観に合わないからという理由で社員に退職を迫るのは、どうかと思う。
その人の人生を狂わせ、ある意味その人のことを殺めることになる訳ですから、それなりの覚悟を持ってやらなければならないと私は思います。
人の人生を狂わせ、殺めておいて、自分はのほほんとこれまで通りって訳では済まされないでしょう。
採用市場が売り手市場だから、「辞めても次の働き口、すぐ見つかるでしょ」なんてことを思っているのかなぁ。。。
古い考え方なのかもしれないけれど、採用した社員は、社員自身から「辞めたい」と言わない限り、責任を持って雇用し続けるべき。
会社の方針に沿っていないならば、方針に沿って仕事をするよう諭しつづける必要があるし、1回言っても聞かないならば5回、10回、100回と言い続ける必要があると思いますね。
もしそれができないならば、人を採用して組織をつくるなんてことはしないで、自分自身と気が合う(=言うことを聞いてくれる)方々と、スモールな組織体で事業を行って行くべきでしょう。
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