カタチにし、共有し、浸透させる!
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーナター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
今日は日中、暖かくなるようですね。
寒暖差が激しくて、体調管理や服装選びが難しいところですが、今日も1日頑張って行きましょう。
さてさて、今回のブログ「俺のバランスシート」は、「浸透効果」というテーマで書かせていただこうと思いますので、どうぞお付き合いください。
昨日、「経営デザイン」に関するセミナーに参加をさせて頂きました。
内閣府が「経営デザイン」に関する資料を出していることは存じ上げていたのですが、「見てみよう、見てみよう」と思いながら、全然見れていなくて・・・。
興味はめちゃくちゃあった中で、経営デザインに関するセミナーがあるという情報をキャッチしまして、それで昨日参加をさせて頂きました。
昨日セミナーに出て初めて知ったのですが、経営デザインシートの出どころは2つあるようですね。
1つは、私が存じ上げていた「内閣府」からのもの。
もう1つは、「経営品質協議会」というところからのもの。
昨日は、後者の「経営品質協議会」から出ている経営デザインシートの内容について学ぶセミナーでした。
この経営デザインの考え方の中で、根本にあるものというのが「何のために会社が存在しているのか」ということ。
つまりは、「経営理念」ですね。
何のために仕事をしているのか、どこに向かっているのかということを、これまでの人生や会社の歴史を紐解き、現状の分析を行ったうえで落とし込みをする。
その落とし込みのプロセスを1枚のシートにしたものが「経営デザインシート」というもの。
この経営デザインシートを活用して経営を行っておられる会社の事例をビデオで見せていただいたのですが、ちゃんと経営理念が社員に落とし込まれていて、それがきちんと行動として表れている状態になっていて、「経営理念を作成し、それを共有して、社員1人1人に浸透させる」というのは、こういうことなのだな!?ということが、よく分かりました。
これまで工場内が汚かったのに、経営理念が浸透することによって、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)が推進され、きれいになったり。
どん底の状態にあった会社が、理念を社員に浸透させることによって、社員にやる気が満ち溢れて、一気に業績が回復するということになったり。
経営デザインシートを使うかどうかは別として、ちゃんとこうやって経営理念、ミッション、ビジョンなどなどをカタチにし、共有し、浸透させることが大事であるということを、いま一度、事例を通して認識ができた良い機会になりました。
経営理念を浸透させること、これは経営者の大切な仕事の1つだと私は思っています。
皆様の会社では、経営理念はカタチになっていますか?
経営理念を社員に対して共有し、そして浸透させる取り組みを、積極的に行われていますか?
いま以上に経営を良くするためには、欠かせないことだと思っていますので、ぜひぜひ経営者の皆様には、いまの自身の取り組みを振り返っていただければなぁと思います。