3つの求心力
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーナター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
今日は1日、浅草橋で仕事です。
昨日に引き続いて天気が芳しくなく、私にとっては絶好の天気が2日連続です。
自己中心的に考えれば、このままずっと1ヶ月くらい曇りの天気が続いてほしいなぁと思ってしまいます。
本日もどうぞよろしくお願いいたします。
さてさて、本日のブログは「求心力」について書かせていただこうと思っています。
会社組織においては、「求心力」と「遠心力」のバランスを取ること大事であるということは、かなり前ですが、このブログでも書かせていただいたことがありました。
昨日自宅に帰る電車の中でふと思ったことなのですが、「求心力」の中にも3つの種類があるなと思いました。
良い求心力が1つ、悪い求心力が2つですね。
会社組織の中における良い求心力というのは、会社の理念やビジョンに共感している状態ですね。
そこで働いている社員が、会社の中の誰かのために仕事をしているのではなく、お客様であったり、もっと広義で言うならば世の中や社会のために仕事をしているというのが、この良い求心力が働いている状態。
成長する企業は、この状態でなければいけませんね。
さて、悪い求心力があるとお伝えしましたが、それについて書きたいと思います。
1つは、社長の人柄に惚れているという状態。
「仲良しクラブ」みたいな感じとでも言いましょうか・・・。
会社の理念やビジョンに共感している状態ではなく、社長という個人に惚れているという状態ですから、このような会社は成長するわけは無いですね。
これはいつも「将軍の日」の中でもお伝えしている話ですが、人柄だけで惚れさせることができるのは、せいぜい社員10人くらいまで。
それ以上になると、社員と社長との関係性がどうしても希薄になってきますので、人柄で惚れさせ続けるというのは難しくなってきます。
成長したい企業は、社長個人の人柄ではなくて、会社の理念やビジョンに共感してくれる社員を創り出していかないといけませんね。
もう1つ、悪い求心力と言うものがあります。
それを一言で表すならば、「恐怖経営」ですね。
ミスをしたら捲くし立てるように非難をしたり、失敗をしたら直ぐに厳罰を加えたりする経営。
確かに、求心力が生まれるでしょうね。
ミスをしたくないから・・・、失敗をしたくないから・・・という考えが働いて、社長の言いなりになったり、社長のYesマンが生まれたりして、求心力が生まれることでしょう。
でお、このような恐怖経営を行っている組織は、健全とは言えません。
勇気がある社員は外に飛び出る(会社を辞める)でしょうし、勇気がない社員は会社内で委縮してしまって良いパフォーマンスが発揮できなくなります。
悪いことを隠ぺいする社員なんかも出てきたりするでしょうね。
このような会社は、絶対に成長するはずがありません。
いまは仮に良かったとしても、絶対に衰退の道をたどります。
経営者の皆さん、理念やビジョンで社員を巻き込んで、健全な経営を行い、会社を成長させていきましょう!