表と裏

皆様、こんにちは。

中小企業の輝く未来を支援するナビゲーナター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。

 

今日は、MAP経営にて「将軍の日」の講師を務めさせていただきます。

 

ご参加いただく経営者の皆様に最大級の満足がご提供できるよう、頑張りたいと思います! 

 

さてさて、今回のブログ「俺のバランスシート」は、「表と裏」というテーマで書かせていただこうと思います。

 

野球の話ではありませんよ。

 

「表裏一体」という意味です。

 

物、ないし物事には、必ず「表と裏」が存在します。

 

人はどうしても見える部分(表の部分)にフォーカスしてしまって、見えない部分(裏の部分)にはフォーカスしない傾向があります。

 

(わかってはいるけれど、あえて裏の部分には触れない、目を背けるという人もいるかもしれませんが・・・)

 

今日これから行います「将軍の日」でも、表と裏について考えるシチュエーションがあります。

 

それは「自社分析」の部分。

 

「強みと課題」を整理する部分がありますが、これってまさに「表と裏」ですよね。

 

例えば、自社の分析をしてみたところ、「他社と比べると、ウチの会社は年齢層が若い」ということが分かったとします。

 

これって、強みとも捉えられますし、課題としても捉えられますよね。

 

強みとして捉えるのであれば、社員の年齢層が若いから、新しいことにチャレンジできる環境が整っているという風に捉えられるでしょう。

 

課題として捉えるならば、社員の年齢層が若いから、経験年数が少ないためにお客様からの信頼が得られにくいという風に捉えられるでしょう。

 

私は「将軍の日」では、「自社の強みは今後の戦略を考えるうえで重要な要素ですから、それをいかに更に伸ばせるかを考えましょう」と伝えています。

 

でも、物事は「表と裏」がある訳です。

 

強みを伸ばす戦略を考えることも良いことですが、強みを伸ばすことによって課題なりリスクが生じる可能性もありますので、ちゃんとそれは念頭に置きながら、強みを伸ばす今後の戦略を考えるべきでしょうね。

 

課題に関しては、「自社の課題は、そのまま放置しておくと問題となり、解決できないレベルまでになってしまったら会社経営に大きな影響を与えかねないので、どうやって1つずつ克服していくかを考えましょう」と伝えています。

 

「課題を解決しなきゃ、克服しなきゃ」としか考えないのであれば、確かに経営体質は強くなるかもしれませんが、成長戦略を描くという視点に立って考えると、ダメですね。

 

課題は、見方を変えれば(裏から見れば)強みとも捉えられるわけですから、一方向からしか物事を見るだけではなくて、ちゃんと別の視点から物事を見て、課題を強みと変換し直してあげて、成長戦略を考えることも大事なことです。

 

物、そして物事には、常に「表と裏」があります。

 

そんなことを、今日の将軍の日の中では、お伝えをしていきたいと思います。

 

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