後継経営者の仕事

皆様、こんにちは。

中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。

 

今日は恵比寿から仕事スタートです。

 

さぁ、今日も張り切って行きましょう!

 

皆様、よろしくお願いいたします。

 

さてさて、「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」を、通勤電車の中で読み進めているのですが、本日のブログでも、その中で気になった部分について取り上げてみたいと思います。

 

エドガー・H・シャイン氏が書かれた「企業文化 生き残りの指針」という書籍について。

 

この書籍の中では、アメリカの業績好調なゲーム会社に、外部から新たなCEOが就任したことが書かれているようだ。

 

これまえの企業文化を一新する取り組みをしたものの、結果として業績が停滞してしまって、優秀な人材が去ってしまうという事態になってしまう。

 

「企業文化は、個人や集団の行動、考え方、価値観の拠り所である」

 

目に見えるものではない、その企業が大切にしているものと言うことができる。

 

だから、簡単に変えられるものではない。

 

失敗してしまう企業と言うのは、恐らく、この考え方や価値観を無理矢理変えようとするから失敗してしまうんだろうなぁ。

 

会社を事業承継をした経営者が成功するか、それとも失敗してしまうのかの分岐点は、ここなのかもしれません。

 

創業者の色をガラリと変えようと、高速スピードで企業文化を変えようとすると、書籍の中の事例に出ていたようなアメリカ企業のような事態になってしまうのだと思う。

 

でも、これまでの会社の歴史、文化などの築き上げてきたもの、そしてお客様を大切にし、その上で、その企業の文化を少しずつ変えていくということが必要であり、それが2代、3代・・・と続く企業になるのだろう。

 

自分のカラーじゃないから変えたくなるのだろうけれど、そのように少しずつ上手に企業文化を変えていくのが後継者の宿命であり、それが後継経営者の仕事の1つなのかもしれませんね。

 

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