経営承継する上で、大切なこと - ②

皆様、こんにちは!

中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。

 

今月号の日経トップリーダー、今日も朝の通勤電車内で読んでいました。

 

プロ野球の日本ハムファイターズで二軍監督を経験された白井一幸氏のコラム記事が、毎月掲載されているのですが、今回の記事では、「勤務先を辞めて家業に戻り、先代の跡を継ぎました。ところが、社員がなかなか付いてきません。どうすれば社長として認めてもらえますか。」という質問に対して答えるという内容でした。

 

私は創業経営者ですので、2代目経営者の気持ちが100%分かるわけではありませんが、でもなんとなく推測はできます。

 

ただでさえ経営者って孤独であるのに、勤務先を辞めて家業に戻って先代の跡を継ぐという形であれば、社員からの逆風もあるでしょうし、私以上に孤独な気持ちになるのだろうなぁということは推測できます。

 

この記事の中に書かれていたこととしては(白井一幸氏曰くは)・・・

 

「先代のやり方を否定して自身の正当性を主張する指導者もいますが、得られるメリットはないと思います。古参部下ほど、これまで一緒にやって来た先代のやり方に愛着がある。あなたのやり方が理屈で正しいかどうかに関係なく、反発を買いやすいものだと思います」

 

人はなかなかすぐには考え方を変えられないもの。

 

だから、経営者が後退するという環境変化に適応できないのは、当然のことですよね。

 

だから、「あーせい、こーせい」とやり方や価値観を押し付けるのではなくて、この記事の中でも書かれていましたが、「『もしかしたら、先代のやり方が苦労をかけた面があるかもしれない。でも。先代も私も感謝しているよ』という風に社員に話しかけると、社員からの共感を呼ぶ」

 

確かに、その通りですよね!

 

自分色に染めたいという気持ちはあるかもしれないけれど、前回のブログでも触れましたように、これまでの会社の歴史、会社を支えてくれた社員、そしてお客様に感謝をして、基本軸は変えないことが大切。

 

そしてそれを、行動・態度・表情で表すことが大切。

 

前回のブログを改めて振り返るとともに、この白井一幸氏のコラム記事を見て、「経営承継の難しさ」を学ばせていただきました。

 

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【インフォメーション】

10月8日(火)13:30~17:30  第2回T-A.Linkセミナー 開催

「ジレンマワークショップ」(詳細は以下URLをご覧ください)

https://kokucheese.com/event/index/578517/?fbclid=IwAR0eVbUExGyD-9E5OMmsnKJ2VtYbTuIfI5ZLxMOsbd57tWoCPdaeQWcbDxE

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