いまの時代の経営者が、なすべきこと ― ②
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
前回のブログの続き、「将軍の日」についてです。
昨日行わせていただいた「将軍の日」のエンディングの部分で、このようなお話をさせていただきました。
グロービス経営大学院の大学学長であられる堀義人さんがおっしゃられている考え方についてです。
「『VUCA時代』を生きるリーダーは、『VEDA』を取り組む必要がある」
●V(Vision):不透明性が高い時代だからこそ、自らが立つべき座標軸を確認して、どこへ向かうべきかの方向性を示す必要がある。未来の青写真をトップリーダーは描くべきである。
●E(Education):「世界で何が起こっているか」を把握するためにも、自らを教育し続けることが必要。日々アンテナを張って、様々なニュースに触れて、データ自分なりに解釈して、知恵を持った人と議論を重ねて、新しいテクノロジーや経営手法について学ことが大事。常に自らを向上させないと、時代から取り残されていく。
●D(Dialogue):激動をもたらした社会の断絶は、対話が不足していたからだと言われている。意識的に自分と対極にある職業や地域の人との対話を重ねることが重要である。対話を欠けば、断絶を生んで、社会が不安定になって、激動が生じてしまう。
●A(Action):複雑性が増している状況で立ちすくんでしまい、動かなかったら、何ら問題は解決しないし、状況が悪化してしまう。動くことによって、複雑なものを紐解くヒントが得られて、解決策を見いだせるところに繋がる。
この考え方を見たときに、めちゃくちゃ「その通りだ!」と思いましたため、引用をさせていただき、将軍の日の最後に皆様にお伝えをさせて頂きました。
どうですか?
皆様は、経営環境が厳しいことを他人のせいであったり、社会のせいだったりにしていませんか?
事実はどうだったとしても、その事実をどうとらえるか(否定的にとらえるのか、肯定的にとらえるのか)はその人次第。
その事実をどうバネにして成長する道へと突き進むことができるかも、その人次第。
トップリーダーであるならば、ちゃんと「ビジョンを描き」、「自らを教育し続けて磨き上げ」、「社員や協力者との対話を重ねながら」、「動く」!
それを経営者の仕事として改めて胸に刻んで、どんな荒波にも負けることなく経営を行っていきましょう!