名将が「名将」と呼ばれる所以
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
昨日、オフィスでの仕事を終えて外出する前に、少し寄り道をしまして「亀戸天神社」に行ってきました。
亀戸を本拠地にして仕事をしていますので、お参りをした方が良いなと思い。
また、今年の初めにお参りをした久伊豆神社では、家族のことについて祈念をしましたので、亀戸天神社では、仕事のことについて祈念をしてきました。
おみくじを引きましたら、なんと「大吉」。
●願望:時くれば叶う。信神せよ。
●待人:来る。便りあり。
●失物:近くにあり。
●旅行:楽しき旅人になる
●商売:利益少なし時を待て
こんな感じでした。
そうですか、利益は少ないですか・・・。
今年度も我慢の年ですかね。
ただ、願い事は「時がくれば叶う」ということですので、焦ることなく、その「時」をしっかりと待ちたいと思います。
さてさて、今回のブログ「俺のバランスシート」ですが、再び、箱根駅伝で優勝した青山学院大学のことについて触れたいと思います。
青山学院大学の原監督は「名将」と言われるくらいになりましたが、なぜ「名将」になれているのか、先日たまたま見たインターネット記事を見て「なるほどなぁ」と思いましたので、そのことについて触れたいと思います。
箱根駅伝をご存知の方はお分かりの通り、2区(鶴見→戸塚)は「花の区間(花の2区)」と呼ばれ、各大学のエースが起用されます。
そんな中で、青山学院大学は経験豊富な上級生を2区に抜擢するのではなく、1年生の選手を抜擢したわけです。
結果的に、これが功を奏して、優勝につながったとも言われています。
原監督はインタビューの中で、「そもそも私の場合は、選手の能力と適性を見て配置しているので、必ずしも『強いから2区』というのはなくて、2区に適性を持つ強い選手、1区に対応できる強い選手という形ではめこんでいった結果が、今回の10区間です」と話していました。
ただ単に「強いから」ではなくて、「適性があるかどうか」で選手配置をする。
ビジネスでも見習う点がこの部分だけでも多々あると思います。
1人1人のスキル・ポテンシャル・特性などを把握したうえで、組織を作り上げていく。
ただ単にこの人は能力の高い人だから重要ポストにつけるという考え方ではなくて、その能力をいかんなく発揮できるところに人員配置をして組織を作り上げていく。
原監督は簡単に言っていますが、なかなかできることではありません。(私はそのように感じる)
そして次の言葉が、「経営者、トップリーダーだなぁ」と感じた言葉。
「365日間毎日どうメンバーを組むかという視点で常にシミュレーションをしているし、自分の大学だけではなくライバル校の誰々が来た時にはどうするか。何十秒勝つか、負けるか、というシミュレーションを繰り返しているんです」
そう、私も経営者になって常々感じていますが、常に頭の中で全社的な視点から「これがこうなったら、どうなるだろうか・・・」「あれがあーなったら、どうなるだろうか・・・」、常に考えています。
それが経営者なのであり、経営者の仕事なんですよね。
「名経営者」と呼ばれる方々は、常に、そして私が考えるよりももっと高いレベルで、このような思考を繰り返しているのだと改めて思いました。
PDCAサイクルの高速スパイラル回転、もっともっとしていかなきゃダメだなぁと思いました。
さぁ、今日も頭の中をフル回転させて、シミュレーションをしながら、1日頑張りたいと思います!