「しきたり」「ルール」は、「理念」「ホスピタリティ」を上回る?
皆様、こんにちは。
「未知を道へ変えていく」、株式会社MAP経営福岡支社の田中です。
さてさて、前回のブログに引き続いて、先日京都の舞鶴で発生した、大相撲巡業中の土俵上で倒れた市長を助けるために女性が土俵に上がったところ、行司が「女性は土俵から降りてください」という不適切な対応をしたことで、私が感じたことについて書こうと思います。
前回のブログの一番最後に、「私は、このニュースを見て『東日本大震災の時のディズニーランドの対応』を思い出した」と書きました。
どういうことか。
皆さん、覚えていらっしゃいますか?
東日本大震災の時、ディズニーランドを訪れていた人たちは、帰ることができなくて、園内でとどまらなければいけない状況になりました。
そんなとき、ディズニーランドのキャストたちはどうしたか?
自らの判断で、お店にある食べ物をお客様に配ったり、雨が降ってきたため売り物のバッグをお客様に配って、雨避けに使ってもらったりした。
普段はお客様には開放していない、ディズニーランドとディズニーシーを結ぶ従業員専用通路を特別開放して、ディズニーランドにいるお客様をディズニーシーの建物に誘導することも行ったりした。
もちろん、ディズニーランドのキャストたちは、緊急時の対応の仕方について度重なる訓練は受けているだろう。
でも、この時のように、緊急事が起こってもキャストたちが冷静に動けたのは、ディズニーランドの理念やホスピタリティーがしっかりしていて、ルールよりも理念やホスピタリティーを優先することが浸透しているからであろう。
それと打って変わって、今回騒動となった巡業での行司の対応はどうだったか?
「しきたり」や「ルール」を重んじるあまり、ホスピタリティの欠片もないような対応をしてしまった。
舞鶴市長が一命を取りとめたので良かったものの、もし命を落とすような結果になってしまっていたら、目もあてられないでしょうね。
しきたりやルールを優先し、人命を二の次にしてしまった今回の騒動は、私からしたら言語道断。
お騒がせ続きの相撲界、もう少し相手の立場に立って考える視点だったり、ホスピタリティを持つということに意識を向けたほうが良いように思えてならない。
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