俺の「チーズ」を探す旅
皆様、こんにちは! 田中亮です。
本日も、ブログ「俺のバランスシート」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
先日、「チーズはどこへ消えた?」を読みました。
何年も前に、一度ブームになりましたね。
最近、「チーズはどこへ消えた?」の続編である「迷路の外には何がある?」が出版されたことを受けて、読む人がまた増えているようですね。
私は、てっきり読んだことがあると思っていたのですが、読んでみたところ「これ、読んだことない!」と気がつきまして、遅ればせながら先日読ませてもらいました。
100ページに満たない本ですので、すぐに読み終わりました。
非常に興味深い内容でした。
読んだことがない方は、簡単に読めますから、ぜひ読んでみてください。
「チーズはどこへ消えた?」には、4人(2人+2匹)の登場人物がいます。
ネズミのスニッフとスカリー、そして小人のヘムとホーです。
ある日この4人は、チーズを求めて迷路をさまよい、ようやく大量にチーズがある場所を発見します。
ところが、ある日、チーズがなくなってしまいます。
突然なくなってしまった訳ではなくて、4人が毎日ちょっとずつチーズを食べていたため、ちょっとずつ少なくなっていっていた訳ですが・・・。
チーズがなくなったことを見るにつけ、ネズミ2匹は、また別の迷路にチーズを探す行動に出たのですが、小人2人はチーズがなくなった状況を飲み込めず、「チーズは再び戻ってくるに違いない」と何日も、その場所にとどまります。
ところが小人のうちの1人(ホー)は、このままの状況で良いはずがないと思い、ネズミにだいぶ後れを取りましたが、チーズを探す行動にようやく出ました。
しかしもう1人の小人(ヘム)は、頑として行動を起こしませんでした。
細かいところはだいぶ端折りましたが、この本のあらすじはこんな感じ。
ようは、自分や自分の周りに起こっている変化を、受け止めることができているかどうか?の教訓です。
私に照らし合わせて考えてみたときに、20歳代のころは、変化を受け入れて行動を起こすことが早かったかもしれないと思います。
スニッフやスカリーのように。
でも、ここ最近(30歳代になってから)は、ホーやヘムのようであるなとつくづく感じます。
いろいろと経験をしてきたからでしょうか、どうも慎重になる場面が多い気がします。
慎重になるのは悪いことではないと思いますが、慎重になり過ぎるがゆえに、行動に起こせないなんてことが、しばしばありました。
前職の会社を辞めることになったのも、辞めざるを得ない状況だったから会社を辞めましたが、もしそうじゃなかったら、いまでも前の会社に残り続けていたかもしれない・・・。
もちろん、前職の会社に居続けることが悪いことというわけではありません。
その環境下でも、変化しようと思えば変化することができない訳ではないから。
でも、辞めて独立することによって、否が応でも変化しなければならず、それによっていろんな方との出会いや気づきがあったりするので、結果的にホーのようになれたのかなと思います。
変化を恐れてはいけない!
変化することによって失ってしまうこともあるかもしれないけれど、得るものも絶対にあるはず!
そんなことを学ばせてもらったここ数か月の体験だったし、実際に「チーズはどこへ消えた?」を読んでも実感しました。
不安がないわけじゃないけれど、不安を感じることが自分にとってプラスになるんだというポジティブ発想で、これからも頑張っていこうと思いました。