厳しい局面に立たされた時に、経営者がやるべきこと
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
昨日、録画をしていました「カンブリア宮殿」を見ていました。
600人の社員を解雇したということで報道されました、ロイヤルリムジンに関して。
騒動の舞台裏について取り上げられていました。
600人の社員を解雇したその時は「よく決断した!」「英断だ!」と言われたものの、解雇されたことに対して不服を申し立てた人が出てくると、金子社長に対するバッシングが始まったのだそうだ。
金子社長も2か月前を振り返っていましたが、「あの時(決断を下した時)は何も考えることができず、とにかく社員の命を守るためにはタクシーを止めなければならなかった」
「社員の雇用を守ったまま休業して、雇用調整助成金をもらう道も無くはなかったが、休業手当を国から助成してもらうまで会社が立て替える現預金の余裕が無かったため、解雇という道を選択した」
「倒産という道も考えたけれど、倒産したら、いまの日本では立ち上がることが困難であり、もう一回立ち上がろうと思ったら、会社はそのまま残しておいた方が良いと思った」
そんなことをスタジオで話しておられました。
600人全員を解雇するということが、正しかったのか、それとも間違いだったのか、それは私にはわからないし、誰にも分からないじゃないか。
だって状況が状況なわけですから。
カンブリア宮殿のMCをされている村上龍氏も、社員それぞれ置かれている状況が違う訳だから「やり方は考えても良かったのではないか?」と話していた。
私のような年代は、失業手当を6か月間支給してもらうことができるけれど、65歳以上になると、50日間分の失業手当が1回振り込まれるだけのようなので、確かにやり方は考える必要があったかもしれません。
それは金子社長も「そう思います」と言っていました。
でも私個人としては、金子社長が「判断をしたこと」は正解だったと思う。
判断をすることなくずるずると時間だけが過ぎて行ってしまうのは、一番最悪。
状況が好転すれば結果オーライかもしれないけれど、そんなこと連続して起こるものではありませんからね。
厳しい局面に立たされた時に、「いかに迅速に」経営判断することができるか。
これが大事であり、それを実行された金子社長は、私は素晴らしいと思う。
まだまだ係争中の社員もいらっしゃるとのことですが、頑張って乗り切って、ロイヤルリムジンを復活させてほしいと願っています。
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