外部環境が厳しいときの経営のあり方 ― ②

皆様、こんにちは。

中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。

 

前回のブログで書きました「外部環境が厳しいときの経営のあり方」について、もうちょっとだけ書かせていただこうと思いますので、お付き合いください。

 

前回のブログでご紹介をしました、飲食店(割烹料理屋さん)から学ばせてもらったことです。

 

新型コロナウイルスで、状況が厳しいからと言って安売りをしてしまうのは、それは違うと思う」

 

飲食店の社長の言葉です。

 

どういうことか。

 

客単価5,000円のお店としてこれまでやって来られた訳ですが、それがいきなり「500円弁当を始めました」なんて言ったら、それまで支持していただいていたお客様に申し訳ないし、安売りもするんだ!なんて思われたくない。

 

お店のブランドはお店のブランドとして、こんな状況下でもしっかりと守って行きたいというのが、先ほどの社長の言葉です。

 

どうしても目先の利益を追いかけるために、安売りをしようと考えがちです。

 

それは別に悪いことでは無いです。

 

でもそれは、経営をトータル的に考えたときの判断なのか?ということ。

 

会社経営はいまだけではありません、ゴーイングコンサーンなわけです。

 

これまで築いてきた会社のブランド、いま会社が大切にしているコンセプト、これから外れていないかをしっかり考えたうえでジャッジメントをすることが大事だということ。

 

この割烹料理屋さんは、経営をトータルで考えたときに、安売りはせずに、ちゃんと自分たちの立ち位置を明確にして、その上でどのような戦略、どのようなアクションをすればよいかを考えて、実行しておられる。

 

外部環境が厳しくなったとしても、会社経営はこうあるべき!ということを教えていただいた、そんな気がしております。

 

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