決算書が完成したタイミングには・・・②
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
前回のブログで、「決算書が完成したタイミングでは、改めて昨年度の振り返りをすると良い」ということを書かせてもらいました。
今回のブログは、その続きで・・・。
振り返りをする機会として、「定時株主総会」を開くと良いと思います。
出資をしてくださっている方々に、決算の承認を得るということも含めて、昨年度の報告をさせてもらう。
報告をするということは、報告する側も内容について振り返りをすることができる絶好のチャンスと言えます。
同族の何人かに出資をしてもらっている場合でも、定時株主総会をやったほうが良いと私は考えています。
同族とは言え、会社にお金を入れてもらっている訳ですから、報告をする必要はありますし。
ただ、血縁関係がある同族が集まっての株主総会となると、感情がむき出しになって、とんでもない方向に議論が行ってしまって、収拾がつかなくなることがあります。
そんな時は、顧問してもらっている会計事務所の協力を仰ぐと良いでしょうね。
第三者が入ることによって、とんでもない方向に行ってしまいそうな議論も、本選に戻すことができて、少しは滞りなく定時株主総会が行えるでしょう。
また、経営者が100%出資をしている場合には、取締役の方を集めて、1年間の総括をすると良いですね。
取締役会と言う形で。
どんな状況とは言え、決算書が完成した段階で、昨年度1年間を振り返ることは大切なことです。
それも、経営者1人で振り返りをするのではなくて、株主の方だったり、取締役の方であったり、会社経営という観点での近しい人と一緒に振り返りをすることを、オススメしたいですね。