試算表
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーナター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
本日も1日、張り切って行きましょう!
さて、今回のブログ「俺のバランスシート」は、「試算表」について書かせていただこうと思っております。
皆様は、自身の会社の「試算表」って見る機会はありますか?
ちなみに試算表とは、「決算書の月次版」。
今月の業績がどうだったのか(売上はいくらだったか、利益は出たか、お金はどの程度残せたか・・・など)が分かる資料です。
私のこれまでの経験からしますと、試算表を全くオープンにしていない会社は、なにかオープンにしたくない事情があるのでしょうね。
売上高、粗利、経常利益くらいはオープンにしても良いと思うのですが、それさえも伝えることを躊躇う経営者がいます。
やましいことが無いならば、オープンにしても良いのにね・・・。
売上高をオープンにして、「昨年よりも売上高が落ちているから、策を考えて、何とか挽回しよう!」とか、経常利益をオープンにして、「3ヶ月連続で利益が出ていないから、ムダが無いかを洗い出してみよう!」とか、このように伝えて、社員の奮起を促せば良いのに・・・。
何も、すべての勘定科目1つ1つをオープンにする必要ないと思うんです。
役員報酬は給与や社会保険の金額とまぜこぜにして「人件費」と表示する方法もありますし、ざっくりと「固定費」で表記しても良いと思うんです。
そういう工夫を凝らして、ちゃんといまの会社の現状をスタッフにも共有して、会社一丸となって目標達成して行く、業績を上げて行くということが、会社にとって必要であるのに、それをやらない。
恐らく、オープンにしたくない事情があるのでしょう。
「会社の健康状態が良くない」可能性が高く、「良くしようと思っていない」可能性もあると思います。
試算表が毎月なり、定期的に見れる状態であれば、全然OK。
もし、「自身の会社の試算表を見たことが無いなぁ・・・」と言う方は、ぜひ一度上長の方に、「試算表を見せてください」と言ってみてください。
大きな会社にお勤めの方であれば、自部門の試算表を見せてもらうということでもOKです。
「売上と利益を教えてください」でも全然OK。
もし頑なに拒否されてしまったら、皆様がその会社で働いている目的や意義について、問い直していただいたほうが良いと思いますね。