キャッシュレス決済の落とし穴
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーナター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
日経新聞の記事で、ちょっと気になる記事がありましたので、今回のブログでは、その内容についてシェアしたいと思います。
「キャッシュレス決済、資金繰り圧迫 一部の中小企業で」という記事です。
キャッシュレス決済に取り組まれる会社やお店が増えてきました。
私も、電車に乗るときなどはモバイルsuicaを利用したり、飲食店で食事をしたときなどはクレジットカードを使うなど、なるべく現金で支払うことが無いように努めています。
消費者側からしたら、その場で支払いをしていたものを、翌月なり翌々月に支払いをするということで、支払いを後回しにすることができるから良いですよね。
でも事業者側からしたら・・・。
これまでは現金で売上を上げていたものを、「世の中の流れだから」と言って、安易にキャッシュレス決済に取り組み始めると、そこには危険が潜んでいるという訳です。
いままでは、すぐに現金が入ってきたわけですから、それをすぐにまた支払いに回したりとかできた訳ですが、キャッシュレス決済となると、すぐにお金が手元に入ってくるわけではありません。
少し日にちが経ってから入金がされるため、それまで行っていた「売り上げた代金ですぐに支払いを行う」ということができなくなるわけです。
決済手数料もかかりますしね。
高知県のスーパーマーケットでは、赤字が続く中で経験税率対応のレジ入れ替えや、キャッシュレス決済の導入をしたために資金繰りが圧迫してしまって、破産申請をせざるを得なかったという事例も出てきています。
なんか、国が推し進めることにならったにもかかわらず、こういった事態になってしまうって、悲しいですよね・・・。
では、どうすれば良かったのか?
それについては次回のブログで書かせていただこうと思います。