不健康な会社で、勤め続けたいですか?

皆様、こんにちは。

中小企業の輝く未来を支援するナビゲーナター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。

先日参加をしておりました交流会で、ある方からこのようなご質問を頂きました。
 
「会社員であっても、決算書の読み方をマスターする必要って、あるのでしょうか?」
 
私が定期的に開催している「ビジネスパーソンであれば、絶対にしておきたい決算書の読み方」セミナーについて、ご紹介しました際に受けた質問です。
 
確かに、決算書って「会社の経営者が見る資料」って言うイメージ、ありますよね。
 
一般社員ですと、なかなかお目にかかることも無いでしょうから・・・。
 
でも、私は一般社員であったとしても、ビジネスパーソンであれば絶対に知っておく必要があるものだと思うんですよね。
 
皆さんは、不健康な会社に勤めたいと思いますか?
 
恐らく、答えは「No」でしょう。
 
ここで言う不健康とは、例えば「毎年売上が下がっている」「利益が出ていない(赤字続きの)年が何年も続いている」「手元に現預金が全然ない」、などです。
 
もちろん、たまたま現在が厳しくてそのような状況になってしまっているという会社もあるでしょう。
 
でも、そのような会社で勤めているのって不安じゃないですか?
 
不安だからすぐに転職するかというと、そうでもないと思います。
 
会社の健康状態は今は優れないかもしれないけれど、社長も頑張っているし、いま働いている会社の理念やビジョンが好きだから、いまの会社で働き続けるんだ!という判断をするのも、全然OKだと思います。
 
もちろん、自分の生活もある訳だし、先行きが不安だから転職をするということもOKでしょう。
 
会社の健康状態が分かると、そういった判断ができますよね。
 
でも、会社の健康状態が分からない(=決算書の読み方が分からない)という状態と言うのは、そういった判断ができないということです。
 
せっかく会社組織の中に身を置いているのであれば、ちゃんと会社の足りていない部分を認識できる範囲で認識して、「そのために自分は何ができるか」を考えて、それに基づいてアクションを起こし、会社の貢献(=会社の健康状態が良い方向に向かうように貢献)したくないですか?
 
経営者は、決算書をなかなかオープンにしたがりません。
 
借入金がいくらあるかとか、役員報酬の金額とかを知られたくない経営者が多いですからね。
 
でも、教えてもらえる範囲で良いので、経営者に決算書の内容について教えてもらって、それを自分なりに分析してみることが、大事だと思います。
 
ビジネスパーソンであれば絶対に知っておきたい、決算書の読み方」セミナーは、そんなことをお伝えするとともに、分かりやすい決算書の読み解き方についてお伝えをさせてもらっていますので、ぜひぜひ足を運んでいただければと思います!
 
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