経営者の仕事である「ビジョンを示す」の前に・・・
皆様、こんにちは。
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
昨日より、この本を読んでいます。
なかなか刺激的な本です!
一倉定さんの書籍は、経営計画を仕事としている以上は一度読んでみたいと思いながら、なかなか手を付けておらず、そんなときに、日経トップリーダーの1月号の中で「オススメ書籍」として出ておりましたため、書店で購入し、さっそく読み進めています。
3分の1くらいは読みました。
7泊8日の経営計画作成合宿、「良い会社とか悪い会社なんてない。あるのは良い社長か悪い社長か」、「郵便ポストが赤いのも電信柱が高いのも社長の責任」という格言などなど、その意味合いが手に取るようにわかる本です。
中小企業経営者と真剣に向き合い、今よりも良くなってもらうために喝を入れ、出来たときにはしっかりと褒める。
お亡くなりになられてから20年もするそうですが、いまでも一倉定さんのファンがたくさんいらっしゃるのは、そんな真っすぐなお人だったからなのでしょうね。
最近のブログで何度か取り上げております通り、経営者の仕事は「将来ビジョンを示すこと!」だと私は思っています。
一倉定さんも同じように仰られています。
ただ大前提として、「ただ将来ビジョンを示すだけでなく、ちゃんと自分の目で現場の状況をしっかりと見たうえで、将来ビジョンを掲げるように」と仰られています。
いろんな経営理論がたくさんありますし、私も色々と勉強はしているのですが、そんな理論ばかりに捉われてしまって、いま現場の状況がどうなっているのかも把握しないうちにビジョンを語るなんて言うのは、砂の上に城を立てているのと同じでしょうね。
ちゃんと自分の目でしっかりと現状・現場を見つめ、何がいまのお客様のお困りごとなのか、お客様はウチの会社に何を求めているのかを把握したうえで、ビジョンを示すことが大事!
本当にその通りだと思います。
経営計画を世の中に推進する仕事をしている私としては、非常に胸が震える書籍です。