出戻り社員を採用するために必要なこと
皆様、こんにちは!
中小企業の輝く未来を支援するナビゲーター、株式会社ティー・エー・リンクの田中亮です。
今日は、相模原市の番田駅(JR相模線)から仕事スタートです。
自宅最寄り駅の浦和美園駅から、2時間近くかかります。
スムーズに乗り継ぎができたら、仙台まで行けちゃいます(笑)
「近いようで遠いなぁ」と感じながら、電車に揺られております。
さてさて、今日の日経新聞の1面に、「働き方進化論」という枠で、「さらばモノクロ職場/出入りOK、「出世魚」つかめ」という記事が出ていました。
つまりは、転職して会社を去ったとしても、出戻りOKという制度を作る企業が出てきているという話。
会社を転職して、経験を積んだ社員に戻ってきてもらえれば、それまで以上に戦力となって会社に貢献してくれる!という考えなのでしょうが、ある条件を満たしていれば、すごく良いと思うんです。
ある条件とは何かというと、「会社に将来ビジョンがあるか」。
働き手が少ないという中で、一度退職した社員が戻ってきてくれれば、嬉しいですよね。
しかも、他社で色んな経験をして成長をした上で戻ってきてくれるなら、さらに嬉しいですよね。
でも、いま働き手が少ないから出戻りOKっていう考え方があるとするなら、また同じようなことが起こってしまうと思うんです。
いま苦しいからあれこれと施策を打つのではなく、将来のありたい姿から逆算した時に、転職した社員を呼び戻すことによってどのような効果があるのかを考えて、施策を打たないとダメだと思うんです。
「将来、会社のありたい姿は●●だから、そのためにいま××をやっていきたいと思っている。それには君の力が必要だ。だから戻ってきて力を貸してくれないか」
こんな風に言われたら、「よし、戻って頑張るか!」となると思うんです。
日経新聞に書かれている企業は大きな企業ばかりですから、もちろん将来ビジョンを持ったうえでこのような出戻り社員の採用をやっていると思うのですが、中小企業が大企業の事例をまねてやろうと思ったら、そういった考え方が必要だと思う。
電車に揺られて日経新聞を読みながら、そんなことを思っておりました。