人(自分)って変われるの?
皆様、こんにちは。
株式会社MAP経営東日本支社の田中です。www.mapka.jp
さてさて、今回の「俺のキャッシュフロー」は、「人(自分)って変われるの?」について書かせていただこうと思います。
ビジネス本を読んでおりますと、「人(自分)は変われる」という言葉をよく目にします。
そのようなことを啓蒙するセミナーとかもよくありますね。
「過去と他人は変えられないけれど、未来と自分は変えられる」。
いままでは「そうだよな~」と思っていたのですが、最近は「ちょっと違うんじゃないか」と思っているんです。
未来は変えられるかもしれないけれど、自分は変えられない。
これが、最近私が思っていること。
『変わる』の意味がちょっと曖昧かもしれません。
『変わる』という言葉を、「本質的なものは何も変わらずにそれが磨かれる」という意味で使われるのであれば、「未来と自分は変えられる」という表現は正しいと思います。
でも、『変わる』という言葉を、「本質的なものまで変える」という意味で使うのであれば、「未来と自分は変えられる」と言う表現は間違っていると思います。
だって、人間の本質的な部分は変わらないと私は考えているから。
おとなしい性格の人がいきなり怒りっぽくなることなんてないですよね。
もし急に性格が変わったように見えるのであれば、見えないところで実はその人は怒りっぽかったりしているはず。
本質的な部分が違うからこそ人それぞれ価値観が異なる訳で、価値観が異なるからこそ様々な考え方が生まれます。
だから人と人とが付き合う(コミュニケーション)って楽しいし、有意義なんですよね。
でも、仮に人(自分)が本質的に変われるとして、本質的な部分が同じ人たち(価値観が同じ人たち)が集まったら、生み出される答えは1つしかない訳だし、そんな状況で人と人とが付き合う(コミュニケーションする)って、有意義なんでしょうか?
私は、異なった価値観の人たちと協力し合って、自分が目指したい方向性へと歩みを進めていきたいと思います。