手間を掛ける
皆様、こんにちは。
「未知を道へ変えていく」、株式会社MAP経営福岡支社の田中です。
今日は、ドコモショップに行きまして、いま使用しているiPadの契約を解除しに行って来ました。
少し待つ時間がありましたので、本を読んで待つことに。
先日「防衛大流最強のリーダー」を読み終えましたので、今日から新しい本を読み始めます。
「本気になって何が悪い」という、JR九州の会長である唐池恒二さんが書かれた本です。
JR九州の経営者として唐池さんが取り組まれたことについて書かれた本。
九州に住んでいなかったら、書店で手に取らなかったかもしれません。(そもそも、東京でこの本は売っていないかもしれません)
少しずつ読み始めているのですが、少し読み始めただけで、いろいろと気付きがありましたので、ちょっと触れておきたいと思います。
JR九州グループが手掛ける「JR九州フードサービス」という会社が、約1億円の赤字を2年連続で計上しようとしていた時、唐池さんはJR九州フードサービスの社長に就任。(どうやら、数年前までこの会社の社長をやられていたそうなので、再就任というのが正しい)
そのとき、現場では何が起きていたかと言うと、それまでは「手作り」にこだわってお客様に料理を提供していた現場が、外国から仕入れた冷凍ものの焼き鳥をそのまま提供したり、業務用のレトルトでカレーを提供する状態になっていたそうだ。
そこで唐池さんは、現場の店長たちを集めて会議を行い、「外食業はメーカーである」という言葉を店長たちに発したそう。
出来上がった商品を、何も手を加えずに販売するような小売業では無くて、仕入れた原材料を自らの手で加工したり組み合わせたりして付加価値の高い商品を作り出すメーカーであると言うことを、店長たちに伝えた。
この言葉に店長たちは奮起して、工夫を凝らしながら(人件費を極力抑えながら手作りにこだわった商品提供をする)、売上をV字回復させることに成功したそうだ。
どうしても、効率化を求めて生産性を向上させることに目が行きがちですが、お客様のことを考えれば、少しばかり手間を掛けることも必要なのかもしれません。
もちろん、お客様のお役に立たないようなことを手間を掛けてやるのは無駄ですが、お客様の役に立つ、相手を勝たせることに繋がりそうな手間であれば、惜しみなく掛けることが大事なのかもしれないと思いました。
まさに「お客様満足の追求」。
売上を上げることに専念し過ぎるのではなく、「お客様満足の追求」に重きを置くということを念頭に置きながら、明日からまた1日1日頑張りたいと思います。
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