事業領域(ドメイン)を考える

おはようございます。今日も大阪は気持ちの良い天気に恵まれています。本町から今日の活動はスタート。張り切って今日も行きたいと思います。

 

さて、「将軍の日」という中期経営計画立案セミナーで、私がいつも話している事柄があります。それは、「これから人口が少なくなっていくことが予想されている中で、はたして企業は、今までの事業領域(ドメイン)で勝負をし続けて良いのだろうか」ということ。

 

ちょっと難しかった方もいますかね? ようは、人口が少なくなるということは、つまり市場(マーケット)が縮小していくということが想定されますので、今までの同じ市場で勝負をし続けるのが得策なのか?ということ。

 

もちろん、市場性がある事業領域なのであれば良いのでしょうが、すでに成熟化している市場であれば、その考え方は変えなければいけないかもしれません。

 

さまざまな企業が、いま提供している商品を別の市場に対して提供したり、いまの市場に対して新しい商品を提供したり、工夫をしている訳です。

 

今日の日経新聞を読みましたら、京都のタクシー会社「キャビック」が、旅行業に参入したという記事が出ていました。移動が困難な高齢者向けにタクシーを利用してもらって日帰り旅行を楽しんでもらおうというもののようです。運転手に「ホームヘルパー資格」を取らせて、近畿の観光名所を付き添いながら案内するというもののようです。これから高齢者が増えてくる中で、これまでのタクシーという、いわば「人の輸送業」からの転換、素晴らしいと思いました。

 

高野山金剛峯寺伊勢神宮通天閣や道頓堀のツアーがそれぞれ企画されているようで、歩く時間は60分程度に抑えて、こまめに休憩をとりいれながら、かつ歩きやすい道路や階段が整っている場所をチョイスして回っていくらしい。

 

将来的には車いすのまま乗車できるリフト付き車両でもツアーを始める予定があるようで、ますます事業領域の開拓に力を入れていくようです。

 

マーケティングの鉄則、「どんなお客様に対して、どのような商品を提供できるのか」、それを企業は常に考え続け、かつ実行していくというのが大事ですね。

 

さぁ、今日も頑張っていきますよ! よろしくお願いいたします。

f:id:mr_ryotan3:20140508092632j:plain