割り切る気持ちも大事!
皆様、こんにちは! 田中亮です。
本日も、ブログ「俺のバランスシート」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
前々回のブログでご紹介させてもらった、「人生に奇跡を起こす営業のやり方」という書籍について、引き続き時間が空いた時に読み進めています。
読み進めている中で、またまた気になった部分をご紹介しますね。
「優秀なセールスほど、相手の話を聞いている」という部分について。
こんなことが書かれていました。
「特売企画も、それまででしたら受注数を上げることしか考えていませんでした。しかし、お客様のことを第一に考えると、特売企画を利用し、お客様に手に取っていただきやすいところにたくさん並べ、ブランドの価値を伝えよう、ということになる。・・・ブランド力が上がると、キリンを飲んでいただいているお客様が喜んでくださるわけです。」
つまり、商品を売るためにキャンペーンを利用したのではなく、キャンペーンを利用してお客様やお店のお役に立つことをやったということ。
商品を売るためのキャンペーンは、「なんとしても売らなきゃ!」って感じになるから、視野が狭くなりますね。
この場合は、どうしても商品を売るという目的を果たすためのキャンペーンのはずなのに(キャンペーンは手段のはずなのに)、キャンペーンが目的化してしまう可能性が大。
でも、お客様のお役に立つためにキャンペーンを利用するということであれば、別にキャンペーンありきではなくなるから(キャンペーンが目的化するわけではないから)、手段が目的化するようなブレが起こることなどありませんね。
それが分かっている営業マンは、ちゃんとお客様の要望や期待をお聞きして、そのうえでキャンペーンが使えるのか、キャンペーンを使わずともお客様のお役に立てるようなことがあるのかを考えられますね。
どうしても売上目標に届いていなかったり、キャンペーン目標が達成できていなかったら、目の前のことだけに目が行ってしまい、お客様のお役に立とうという気持ちを忘れてしまいますが、売上目標やキャンペーン目標が達成できていないときは、自分たちのやっていることがお客様のお役に立てていないと割り切って考えることも、もしかしたら必要なのかもしれないなぁと思った次第でありました。