閉店セール！

おはようございます。今日の大阪の朝は、いつもと比べて涼しげな感じがしています。台風直撃の前の静けさって感じなのでしょうか。

さて、我が家は日経と新聞契約をしていますので、朝起きたらいつもポストから日経新聞を取り出すわけですが、今日は、開くと直ぐに赤いカラーに黒字で「閉店・・・」と書かれた広告が目に留まりました。

どうやら、近くにあるエディオンが店舗改装のため閉店するので、在庫一掃処分をするのだとか。

「そうなんだぁ」と思いながら広告を脇に置き、新聞の中身に目を通していましたら、家電量販店が業績を伸ばしているという記事が。

ヤマダ電機とケーズホールディングスとエディオンが取り上げられていましたが、どこも軒並み業績を向上させられているようですね。

その記事いわく、やはり景気が少しずつ上向いているので、購入単価が10％上昇しているようですね。また、windowsXPのサポート終了に伴って、パソコンの買い替えをする方も多かったようです。

あとは、今までは家電メーカーが生産過剰だったために、在庫が処分品としてインターネット販売業者に流れて、製品の値崩れが起こって、家電量販店の業績を悪化させていたという背景があったようですが、いまはメーカーが生産調整をしているようなので、家電量販店側も過度な値引きを抑制して販売をしているから、単価が維持できているのだとか。

なるほど、価格競争の和らぎというのも、業績が向上した大きな要因なのですね。

会計の知識がある方はお分かりの通り、利益を稼ぐ方法は、売上を上げる、固定費を削減する、仕入れ値を抑えるという方法がありますが、売上を上げる方法には２種類あって、ただ単に数量を増やす方法もありますが、単価を上げたり、値引きを抑えることによって売上を上げる方法もあるんですよね。

ということを、朝の寝ぼけ眼の状態で思いながら、脇に追いやったエディオンの広告にもう一度目をやって、「在庫一掃セールをやって、閉店して（閉店がどのくらいの期間かわからないけど）、また開店セールをして。通常営業している時よりもこうやって戦術を組んだ方が売上が上がるのかなぁ・・・」と考えていました。

朝から会計のことを考えるって、よっぽどこの仕事が好きなんでしょうね。